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2025/04/11
建築

開放感をつくるいくつかのルール

おはようございます!
まるよし工務店 飯嶌です(^^)
本日は「開放感をつくるいくつかのルール」についてお話しさせていただきます♪

「開放感」。インスタでよくみるおしゃれなお家、開放感ありますよね~!
家を建てるときにどのように設計すると思いますか?
実はこれは
単純に天井を高くし、部屋を広くとったからと言って出るものではないのです。

もちろん、それらは開放感を出すために有効な手段であることに違いはありません。
ただ、想定通りの開放感を得るために、それをアシストするいくつかのルールがあるのです。

まず、1つ目のルールが
空間的にも仕上げ的にも
「可能な限り凹凸をなくす」ということです。

空間的なところの場合、
開放感を一番感じたい場所、
つまりリビングダイニングキッチンは、
出来るだけ直線的なラインで整えることがポイントです。
そしてその上で、その空間に存在する突起物を可能な限り少なくすることが
かなり大切な要素となってきます。

窓枠、ドア枠、巾木、スイッチ(コンセント)
といった部材はもちろん、
カーテンやカーテンレール、照明器具、インテリア家具なども含めて、です。

いわば目に飛び込んでくる情報量を出来るだけ減らす、
というわけです。 

次に、2つ目のルールが、
「視界の抜けをつくる」ということです。

インスタなどでよく紹介されている
家具の高さを低めで統一するのもこのためです。
また、視界の抜けをつくるために
カーテンがいらない家にするものポイントとなります。
カーテンがあるとそこで視線が止まってしまい、
抜け感が感じられなくなってしまいます。

そしてそれと同時に、
闇雲に天井を高くするのではなく、
天井・ドア・窓の高さを統一するのも大事なポイントです。

ドア上に出来る垂れ壁がなくなることで、
部屋が続く限り視線が抜け、
カーテンがない窓の上に出来る垂れ壁がなくなれば、
空にまで視線が抜けます。

そして最後に3つ目のルールが
「白を基調とした内装」です。
もちろんこれは好みによるとは思いますが・・・

壁の色や天井の色、
そしてドアの色を白で統一することで、
光の拡散効果が最も期待できるのです。
また、白の反射効果で拡散することにより、
ムラなく家全体を明るくすることができます。

かつ、ドアと壁を同じ白で統一することによって、
ドアと壁がまるで一体化のように馴染んで、
より直線的なラインを出してくれるのです。

この3つのルールをすべて取り入れれば、
コストをかけて天井を高くすることなく、
過剰にリビングダイニングキッチンを広くしすぎることなく、
適切な明るさと充分な開放感が感じられると同時に
心が落ち着く空間を得ることができると思います。

もちろんコストを厭わないのであれば
この3つをすべて取り入れた上で天井を高くして、
リビングダイニングキッチンを広くしていただければと思います笑

というわけで「開放感」にこだわりたいという方は、
今日お話しした3つのルールを覚えておいてくださいね♪




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